<時の迷路 ~恐竜時代から江戸時代まで~> 香川元太郎 作・絵
迷路好きのお子さんにぜひ挑戦してもらいたい絵本が、香川元太郎『時の迷路』です。恐竜時代から江戸時代まで12の時代を描写した絵の中に、迷路や隠し絵が詳細なタッチで描かれています。この本の魅力は、なんといっても隠された仕掛けの多さです。何度も楽しめる仕掛けに、買った当時5歳の息子も夢中になっていました。お話を読んであげながら、親子で迷路に挑戦しました。
ストーリーに沿って迷路を進めるわくわく感があり、最後の時代まで到達するとかなりの達成感を得られました。迷路以外にも隠し絵やクイズをやってみたり、巻末に指示がある探し物をひたすらみつけたり、本全体を親子で楽しんでいました。小学校2年生になった今では、一人でこの絵本を眺めて、細かな描写を楽しんでいます。各時代の絵がその時代の特徴をよく表しているので、自然に歴史の知識が身につきそうです。
『時の迷路』は、何度でも見返したくなる親子で夢中になれる素敵な絵本です。迷路や隠し絵を通じて、子どもたちが楽しみながら学べる工夫が詰まっています。迷路好きのお子さんには、ぜひ一度手に取ってほしい一冊です。