算数が得意になるには?
1. 算数はとても身近なもの
算数は小学生になっていきなり勉強する難しい教科ではありません。どの教科もそうですが、どれも私たちの日常生活の中にある、大変身近なものです。算数だってそう。買い物をするにはお金が必要不可欠です。商品がいくらで、今の手持ちのお金で払えるか、おつりはいくらになるのかを自然と考えて買い物をします。朝起きてから学校に行くまで、時計を見ずに準備をする、ということはないでしょう。家を出る時間が決まっている以上、時計を見ながら準備をする必要があります。料理でも量や時間を測ったりしますし、生活の中で数字を見ない日はありません。
算数は、思っているよりも身近にある、なくてはならない存在です。算数が得意になることで、理科やプログラミングや社会など、他の教科にも影響します。スポーツは得点を競うものが多いですから、ルールを覚えるには数字が必要不可欠です。音楽は拍子が分数で表記されていますから、楽譜を読むことにも繋がります。ですから、算数が苦手だな、と思っていても、日常で使っているものや目にしているものすべてに算数の概念が当てはまるので、算数が苦手な子は、まず数字に対する「苦手意識」を取り除いて親近感を覚えることからはじめましょう。
特に小さい子は、日々の中で遊びながら数字を覚えていくと、自然に数字を覚えることができるため、この「苦手意識」が生まれにくくなります。
1.1 「苦手」には必ず理由がある
算数の中でも計算や図形、分数、文章問題と、様々な種類があります。全般が苦手なのか、どれか特定の種類が苦手なのか、何年生のどのあたりから苦手になったのか、など、つまづいた場所や種類によって原因は様々です。なにより、問題が解けなかったことによって「間違えた」「できない」「難しい」と思ってしまったことが、「苦手」を生んだ原因です。答えを間違えてしまうと、嬉しくないですし、楽しくありません。そこから「やりたくない」と思うようになってしまうと、ますます苦手は克服しづらくなります。
ハッピーキッズの学習指導では、「苦手な単元」「目標達成に必要な単元」を徹底して学習し、効率良く学力を向上させていきます。豊富な対応テキストとステップ式学習法で、一人一人に合わせて指導をしていきます。
また、分からないところを誰かに教えてもらうことができずにそのままになってしまうということも、「苦手」を生む原因の一つといえます。当教室は少人数ですので、講師との距離が近いです。分からないところを気軽に聞くことができますし、講師が分からないところに気づいて教えることもできます。
2.算数の点数を上げるには?
算数の問題が解けないと、「得意」とは言えないでしょう。苦手なのに「得意」と言う人はいないはずです。算数が得意になるには、『問題が解けるようになること』が大切です。
算数の点数が上がれば、胸を張って「得意」と言えるはず。
2.1 苦手なところを克服する
ではどうやって算数の点数を上げるのか。まずは現時点で自分が分からないところや苦手なところ、忘れてしまったところがないかを探してみましょう。特に、基本となる問題が解けないと応用問題はできません。苦手なところがわかれば、次になぜ苦手なのか・わからないのかを考えましょう。そこが克服できれば、点数は上がるはずです。そして、忘れていたところはもう一度問題を解くことで思い出し、繰り返し問題を解くことで覚えていきましょう。
たとえばいつも同じところで計算ミスをするのであれば、どうしてミスをするのかを考えます。間違えて覚えてしまっていたのなら正しい解き方を覚えなおし、繰り返し問題を解いて身につけていく。ただ、それを自力で克服するのは大変です。時には先生や友達、家族など、誰かを頼ることも必要です。
2.2 習ったところを復習する
過去の苦手は克服できたとして、これからまた「苦手」を生み出しては、「得意」から遠ざかってしまいます。新たに習ったところはきちんと復習して覚えましょう。たとえばノートや教科書をもう一度開いて見てみる、問題を解いてみる、などを繰り返し行うと良いでしょう。人間は繰り返し行うことで記憶力がUPします。一度だけではなく、何度も繰り返し復習しましょう。もちろん学校からの宿題も「復習」のうちに入りますから、忘れずに行うようにしましょう。友達や下の子に習った内容を教えるという方法も良いですね。いろいろな方法でアウトプットしてみてください。
2.3 計算ミスを防ぐ
そして、点数を落とさないためには計算ミスを防ぐことも重要です。わかっている問題を計算ミスで落としてしまうのはもったいない!これも先ほどの復習と同じで、繰り返し計算練習を行うことが大事です。同じ問題を何度も解いていると、同じところを間違うこともあります。間違えたら「なぜ間違えたのか?」を必ず考えるようにしましょう。そうすれば自分が間違えやすい場所がわかってくるはずです。間違えやすいところが分かれば、「気を付けて解こう!」と注意し、ミスを未然に防ぐことができます。
3. 「苦手」をなくせば、必ず「得意」になる
どの問題も理解ができて、解くことができて、正解できて、高い点数が取れて、なおかつ算数を学ぶことが好きであれば、誰から見ても「算数が得意な子」に見えます。それに、自分自身も「もっと勉強したい!」「難しい問題を解いてみたい!」「算数が得意!」と思えることでしょう。
「苦手」をなくし、「苦手」を作らないこと。そして数字を好きになること。これが算数を「得意」になるための道筋です。問題が解けるようになると自然と楽しくなりますし、算数を好きになれます。また「苦手を克服した」という経験が、子どもを一回りも二回りも成長させます。今からでも「得意」になれます。
少しずつでも勉強をして、「算数が得意」と言えるようになりましょう。
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