目次
学習塾 選び方
学習塾において、指導力の高い先生とはどんな先生でしょう?
私たちの考える学びとは、教えすぎると自分で考えなくなるため「教えすぎないこと」が非常に大事なります。これは教師の側からすると非常によく聞く話ですよね。しかし、生徒、保護者の側からすれば「?」となる人が多いかもしれません。生徒、保護者の側からすれば「教えてくれない先生」など、全く意味が分かりませんよね。実際に、丁寧で面倒見が良くて分かりやすい先生のほうが好かれると思います。
「教師のいらない生徒を育てること」に力を注がなければ、いつまで経っても自主性は身につきません「分かりやすすぎる先生」も問題ですね。
授業で何を教わっていますか?
若い先生と仲良くおしゃべりだけになっていませんか?あくまでも教師ですから、「生徒に分かりやすく勉強を教える」ことができるのは最低条件です。生徒が勉強以外のことに活路を見出すことは、必ずしも悪いことでは無いと思います。勉強だけが生きる道では無いですからね。
しかし、教師が授業中に雑談だけで終わるのは職務放棄ですから、絶対にいけません。「指導力プラスアルファ」として他のことに価値を置いている先生ならば、信用して良いと思います。すぐに教えてしまう先生はダメですね!教えられすぎると本当の学力は身につきません。なぜなら、すぐに答えが手に入るため、生徒は努力しなくなるからです。または、言われたとおりのことしかできないマニュアル人間が育ちます。
勉強で大切なのは答えや方法をそのまま覚えることや、言われた通りにすることではありません。
教えすぎないことへのこだわり
本当に生徒のことを考えれば、ある時点からは「教えすぎない」ことが大切になります。教えるのをサボっているのではなく、敢えて教えない。これこそが、本当に力を伸ばしてくれる先生なのです。本当に良い先生とは、1度教え始めるとすごく分かりやすいけれども、普段はすぐには教えようとしない先生や、最初はいろいろ教えてくれていたのが、いつしか自主的に学ぶ段階へと成長させてくれます。
言い方を変えると、その気になればいくらでも分かりやすく教えられるけれども、生徒の成長のために、必要に応じて分かりやすさを調節できる先生。しかし、生徒を自立させることが目標ですから、卒業する頃には向こうから離れていってしまうかもしれないですが。。。(笑)
逆に言えば、今この瞬間しか教わることができないと思って、できるだけ多くを吸収するようにしていきましょう。あくまでも「生徒の成長に合わせて、教えすぎないようにする」ことが大切と考えます。個々の生徒に合わせた教え方をしてくれる塾選び、先生選びをして欲しいですね!
長年の教えてきた経験から、受験校選びについて、私が常々お伝えしていることをご紹介します。中学受験する際、学校選びのポイントについて書いてみようと思います。
大学までの進路をイメージしましょう
子供の将来について、具体的に家庭で話し合いましょう。私たちにもお気軽にご相談ください。実際に受験するのは子供達ですが、中学受験では保護者の方の考え方により、学校を選ぶ基準も変わってくるでしょう。そのため、保護者の方が子供の将来をどう思い描いているのかも重要です。小学3年生になると、中学受験をするかしないかを考え始める家庭も多いです。本人の能力というよりは発達段階によって左右されます。もし学校の成績があまりよろしくなければ、強制すると勉強嫌いになってしまう可能性もあるため、まずは学ぶことに楽しみを見出す必要があります。
実際に通いやすいかどうか
学校を選ぶ際にはもちろん偏差値や倍率も重要です。しかし、毎日学校へ通うのは子供達ですから、通いやすいかどうかは更に重要です。
学校選びのポイント
どのくらい通学に時間がかかるのか。
学校の最寄駅からは歩きなのかバスなのか。
どのくらい混むのか、それとも上りなのか下り方向の電車なのか。
通学路に危険がないか。
最終下校時間が何時なのか。
実際に行ってみないとわからないというのも正直なところですが。。。
登校時間は平均1時間以内を目安に選ばれるご家庭が多いですね。また、体育の時間がどのくらいあるのか、校庭やコートなどの広さにも目を向けていきたいところです。体の発育に重要な時期である中学生時代は、勉強だけでなく体を動かすことも大切です。「中学受験をする」と決めたら、保護者の方は焦らずにサポートをお願い致します。まずは学ぶことが好きになるように指導するのが、当教室、当学童の村上メソッドとなります。
共学にするのか?男子校・女子高にするのか?
共学男女が一緒に学びます。共学の公立中学と雰囲気は基本的に似ていると考えたらいいかもしれません。また、体育祭や文化祭などの行事では男女それぞれの長所を活かして、かなり盛りあがるでしょう。男女の違いを認め、それぞれの優れたところを吸収して成長できると思います。
男子校・女子校男同士、女同士気兼ねなく過ごすことができるのが特徴です。伝統のある学校も多く、歴史ある校風を受け継いでいる学校もあります。さらに、先生がたは男女違いをよく理解した上で、指導経験を重ねているため、効果的に学習を進めてくれるという利点もあるでしょう。
入試問題の傾向が似ている学校を複数選ぶ!
自宅から1時間以内の場所で、気になる学校を選びましょう。初めはあまり絞らずに、10校くらい候補を挙げておくといいでしょう。気になる学校があったら、学校説明会や文化祭、オープンスクールなど、一般公開している日に足を運び、自分の目でその学校を見るのがおススメ!候補を挙げたら、その学校の入試傾向を調べてみましょう。例えば、記述の多い問題が多いのか?記述問題が多ければ、設問に対する自分なりの考えをまとめて、文章で表現する力が求められる場合もあるので早めの対策をしなければ間に合いません。
単に知識を答える問題が多いのか?
知識を大量に身に付け、スピーディーに情報を処理する能力が求められることも多いです。偏差値だけを見て、決めるご家庭がありますが、学校の入試問題の傾向はまったく異なる場合はなかなか対策も難しくなります。非効率な勉強法は、時間がいくらあっても足りません。
まずは第一志望の学校を決めましょう!
併願校の選択は第一志望の学校と入試問題の傾向が似ている学校を複数選ぶようにしましょう。そして、そのための勉強をします。
学校説明会に参加しましょう!
学校説明会は、多くの学校で5月くらいから行われ始めます。集団説明会ではなく、学校単体で行われるものがおススメです。学校の校舎や雰囲気なども体感できます。「説明会などでは『いいこと』ばかりしか言わないから」と考える方もいますが、先生たちの生の話を聞くと、「熱意」は感じられるものです。先生の熱意があるか無いかは、重要な学校選びのポイントとなります。また校舎や備品などの様子から、生徒たちがどんな様子で普段の学校生活を送っているかも想像できるでしょう。
学校のリアルな姿が知りたければ、実際の通学時間帯に通学路を観察するのもいいでしょう。学校説明会や文化祭は、生徒たちも「よそ行き」の姿であることが多いもので、普段通学している姿を見ると実情が見えてきます。