興味を持って話を聞くことで子どものやる気は倍増する!
あなたの子どもは習い事をしていますか?その習い事でどのような力が身についてほしいですか?習い事は技術が身につき成績が上がるだけではなく、集中力、やり抜く力、コミュニケーション力、自律性、自主性、積極性など非認知能力と呼ばれる「人間力」も育むことができます。
しかし、習い事は継続しているといいことばかりではありません。うまくいかない時の対応法のひとつ「子どもの話を聞くこと」をご紹介します。
なぜ子どもの話を聞くことが大切なの?
子どもにとって親に話を聞いてもらうことは、自分のやっていることを認めてもらいほめてもらうことができます。これにより、やる気が増したり、自信を持つことにつながります。子ども自身から話をしてきたらもちろんですが、親の方からも子どもに話を聞くための質問を積極的に投げかけてみましょう。
一方、親にとっては習い事の状況や子どもの気持ちがわかり「声かけのヒント」になります。一方通行にならない声かけは、子どもにとって安心でき、考えるきっかけになるでしょう。
話を聞く時の質問の仕方ポイントは?
子どもに質問をする時のポイントは「オープン ・クエスチョン」と「クローズド・クエスチョン」を使い分けることです。オープンク・エスチョンは、広く情報を得たい時に、クローズド・クエスチョンは具体的に内容を絞って情報を得たい時に使い分けます。子どもにとって答えやすい質問をすることで、気持ちや習い事での状況がわかります。答えることが面倒になるような考え込んでしまう質問「なぜ?」はNGです。
継続して話を聞いてあげることが大切
子どもから習い事の話を聞くことは、1回だけでは効果は得られません。継続的に話を聞くことで子どもにとっては本当の自信が身につきます。それは親に話を聞いてもらうことで繰り返し認められる経験を積み重ねるからです。自信は小さな経験を基にして少しずつ身についていきます。親が忙しい時でもちょっとだけ手を止めて話を聞いてもらう経験は、子どもにとっては嬉しい時間となるでしょう。
「習い事を辞めたい」と言ってきた時あなたならどうしますか?
子どもが習い事を「辞めたい」と言う時はありませんか?その時「じゃあ辞めようか」とはいかないですよね。子どもが自分でどうするのか決断をさせますか?親が辞めるのか継続させるのかを決めますか?または「もっとがんばりなさい」「練習すれば上手になるよ」と言いますか?やる気がない時も同様ですが、子どもが習い事を「辞めたい」「やりたくない」「やる気が出ない」と言う理由の中には「うまくいっていない」ことがあります。言葉を知らないため、自分の気持ちや習い事の様子をうまく伝えられず「辞めたい」と言っていることがあるからです。オープン・クエスチョンやクローズド・クエスチョンを使って子どもの気持ちを聞き出し、親が代弁することで見えてくる解決策もあり、声かけも変わります。
勉強も習い事もわかれば楽しく取り組めます。つまづきを一緒に探すことは習い事を継続するためにも必要なことです。可能であれば、担当講師に相談することも検討してみましょう。的確なアドバイスがもらえるかもしれません。
親がさせたくてしている習い事の場合は特に注意が必要です。
「なぜその習い事をしているのか」を子ども自身が理解していないと、身につけてほしい力は育まれません。本当はサッカーをやりたいのにスイミングに行かなければならないなどの場合、集中力が散漫になり「やらされている感覚」になるためです。受け身での習い事は、時間も子どもの努力もお金ももったいないです。
「聞いて」「見て」と子どもが伝えてくる時はうまくいっている時も、子どもの話は積極的に聞いてあげてください。興味を持って子どもの話を親が聞くことで子どもは、認めてもらえた感じ、大丈夫だと思える自己肯定感も上がり、自信を持つことができます。
話は「聞くだけ」でいいの?
子どもの話を聞いた後は、ぜひほめてあげてください。大人でもほめられるとうれしいですよね。やる気も出てくるのは、子どもも同じです。でも「ほめるところがない」とおっしゃる方もいます。そんな方へのおすすめ方法は子どもの言葉をそのまま「おうむがえし」することです。
例えばスイミングの習い事だと「今日は行きたくないなぁ」と子どもが言ったら「今日はスイミングに行きたくないんだね」とおうむがえしをするだけです。子どもは「話を聞いてもらえた」とわかると次の行動を取り始めます。行きたくない理由を話し始める、体調が悪いことを伝えてくる、ただ、行きたくないと言っただけで自分で準備を始めるなどです。
子どもの言葉をそのまま受け取って「そんなこと言わない」と怒ったり「なんで?行っといでよ、楽しいよ」など子どもの気持ちを考えずに親の意見を押し付けてしまうようなことは避けましょう。「やる気」は行動すると湧いてきます。勝手にやる気は起こりません。行動を促すような声かけにするためにも子どもの話を聞くことは大切です。
まとめ
日々忙しい親にとって子どもが機嫌よく習い事を楽しんでくれることはありがたいことです。話を聞くことも楽しい方が親も嬉しいですよね。子どもと一緒に親も楽しめる方法として「習い事内イベントを利用すること」を最後にご紹介します。習い事のイベントには講師が目的や目標を持って取り組みます。
例えば習字だと「書き初め」があります。これは、日々の練習の成果発表に合わせその年の上達を願う意味も込められるでしょう。民間学童Happy Kidsには、国語、英語、習字など子どもの読む、書く、聞く力を育む習い事があります。特に国語力においては小さい頃からの積み重ねが大切です。イベントもあるため習い事について、子どもとの会話も弾むでしょう。
子どもの気持ちを聞くことを大切に、習い事によって身についてほしい力が育まれますように。さあ今日は子どもからどんな話が聞けるでしょ